衛生管理者講座

講師:野田 修司

小林 孝雄 計30時間

試験ガイド

試験データ(平成27年度)
  受験者(人) 合格者(人) 合格率(%)
第一種 55,129 30,587 55.5
第二種 25,716 16,983 66.0
衛生管理者とは
衛生管理者は、職場の衛生、作業条件・施設などを管理し、労働者の健康障害の防止、衛生上の調査および改善、業務上疾病の原因の調査を行うことにより労働者の健康を守る専門家です。
労働安全衛生法により、常に50人以上の労働者を抱えている事業所では、必ず衛生管理者を1人以上置くことが義務付けられています。
なお、衛生管理者は全国どこででも受験でき、取得した資格は全国どこででも通用します。

衛生管理者の種類と対象業種
第一種 全業種
第二種 農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業を除く業種
試験概要
受験資格 大学、高専を卒業後1年、高校卒業後3年以上労働衛生の実務経験のある者
試験科目 第一種 関係法令、労働衛生、労働生理
第二種 関係法令、労働衛生、労働生理(ともに有害業務に関わるものを除く)
出題形式 5肢択一式(マークシート方式)
試験日 全国7つの試験地で毎月1〜3回実施
受付期間 受験希望日の2ヶ月前から14日前まで
受験料 6,800円(消費税法により非課税です。)
合格発表 試験後1週間〜10日後
お問合せ先 公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1
 千代田ファーストビル東館9階
TEL 03-5275-1088
出張試験について
毎年7月〜12月にかけて、各地で出張試験も実施されます。
出題数
種別 労働生理 労働衛生 関係法令 出題数計
第一種 10問 有害業務以外7問
有害業務10問
有害業務以外7問
有害業務10問
44問
(うち有害業務20問)
第二種 10問 10問 10問 30問
※第二種は有害業務以外から10問出題で、第一種の有害業務以外7問とは共通です。
(残り3問は共通でない第二種のみの独自の問題です。)
配点
試験科目 範囲 第一種 第二種
労働生理 - 100点(10問) 100点(10問)
労働衛生 有害業務 80点(10問) -
有害業務以外 70点(7問) 100点(10問)
関係法令 有害業務 80点(10問) -
有害業務以外 70点(7問) 100点(10問)
合計 - 400点(44問) 300点(30問)
合格のための最低条件
試験科目は、労働生理、労働衛生、関係法令の3科目ですが、第一種の場合は労働衛生と
関係法令は有害業務と有害業務以外に分かれますので、実質は5科目です。
第一種の場合、7問の科目で3問以上、10問の科目で4問以上正解したうえで合計240点
(60%)以上が合格のための最低条件になります。

第二種の場合は、労働生理、労働衛生(有害業務以外)、関係法令(有害業務以外)の3科目で
合計180点(60%)以上が合格のための最低条件になります。
つまり、科目ごとの得点が40%以上で、合計点が60%以上で合格となります。