測量士・測量士補は都市開発や道路などの公共事業、建築現場など、土木・建設工事には必要不可欠な専門技術者です。
測量士は測量の実務だけでなく、業務責任者として測量計画の作成を行います。
また、測量士補は測量士の作成した計画に従って現場で実際の測量に従事します。
基本測量及び公共測量に従事するためには本資格が必要です。
本資格を取得すれば、都市計画や土地再開発などに関する知識を有することが証明できますから、建築・土木会社を目指している学生にとっては、就職の面で非常に有利になります。
また、すでに関連業務に従事している人にとっても、スキルアップの大きなチャンスとなります。
土地家屋調査士試験を受験する人の9割以上が、測量士補あるいは測量士資格を取得しています。
それは、同調査士試験は午前と午後に実施されますが、測量士補あるいは測量士の資格を取得していると、午後の測量・作図の実技試験が免除され、午前の試験のみに集中できるというメリットがあるからです。
それに、調査士業務は測量とは切っても切れない関係にあります。
測量士の資格を取得しておくことは、試験の一部免除だけでなく、測量に関する深い知識と技能を獲得することで、調査士としての道も開けるのではないでしょうか。
その意味で、測量士補の資格を取った上で、土地家屋調査士試験にも挑戦できるという可能性もあります。