すぐわかる会社数字の読み方(下)

講師:加藤 勝己 全9回 約4時間30分

講座のあらまし

すぐわかる会社数字の読み方(下) はじめに、この講座は個人のお立場で、ご自身を研鑚するためにご覧になるだけで無く、 各企業(特に流通業・小売業界の企業に)の研修等にもご覧頂けるよう作成しております。
上巻では、売上高・荒利益・在庫について、下巻では、生産性について、それぞれ構成しています。
各企業の総務、人事等担当者の皆様にもご覧になって頂ければ幸いに存じます。

講師より

数字に強くなろう
「勘に頼る経営」から「数字に基づいた合理的な経営へ」と言われています。
コンピュータがこれだけ発達し、情報過多と言われるくらい会社内に「資料」があふれていますが、 本当の意味でそれが活用されているとは言えません。
「資料」が活用されないままに放置され、確実に資料は「死料」と化して存在している事はご承知のとおりです。
数億円を掛けてコンピュータシステムを導入していながら、それを単にゴミを排出する機械としているのです。
会社における資料の多くは「数字」という形で表されています。
数字ほど客観的・明確的なものは無いからです。
しかし、いわゆる一流企業・大企業の課長・部長と言われるクラスでさえも、外見ほどには「数字」に関する知識はないのです。
このような会社は現在の競争社会の中では当然生き残りはできません。
会社が健全に運営されているかどうかは、売上高で決まるのではありません。
いくらの利益を獲得したかで決まってきます。
売上高を上げれば利益は自然と付いてくるという時代は終わりました。
最近まで売上高は業界一位であったにもかかわらず、数字管理・利益確保をおろそかにした為に実質的に倒産してしまった例もあります。
情報としての数字がそのあるべき効果を発揮するには、その数字を活用する立場にある人がその数字を使いこなすだけの資質を備えておくべき必要があります。